病気について

慢性閉塞性肺疾患(たばこ病)について

 慢性閉塞性肺疾患とはかつて肺気腫や慢性気管支炎と言われた病気の総称で、長く続く咳や痰、歩行時や階段の昇り降りでの息切れなどを主な症状とする肺の病気です。この病気の特徴として患者さんのほとんどが喫煙者かまたは喫煙者に近い環境でたばこの煙を長年にわたって吸い込んできた経歴があります。

 進行が遅いため、なかなか身体の異常を自覚することが出来ず、気づいたときにはかなり病状が進行してしまっていることがよくあります。この病気は一度進んでしまうとそれを戻す治療法に乏しい為、早期発見・早期治療がとても重要になりますが、症状を自覚しにくいため早期の患者さんが病院を訪れる機会が少ないのが難点です。しかしこの病気は幸い適切な問診と呼吸機能検査、血中酸素濃度などの測定により比較的簡単に診断でき、もし早期に発見されれば適切な治療により比較的容易にコントロールすることも可能となってきました。まずは疑うことがこの病気の早期発見・早期治療につながりますので、喫煙者やそのご家族で最近咳や痰が治りにくい、息が切れやすい、動くと疲れやすいなどの症状のある方は是非一度当院を訪れ、検査を受けてみて下さい。

 たばこを吸っているご主人より、吸わない奥さんの方が早く病気になっているということも珍しくありません。喫煙者と暮らしている皆さんもたばこを吸っていないからと言って安心せず、症状がある場合には一度お早めにご相談戴くことを強くお勧め致します。

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